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 トルク

転がり玉軸受のトルクには、起動トルク、回転トルクがあります。
起動トルクは、転がり玉軸受を回転させようとするとき、玉と軌道溝の接触弾性変形を乗り越えるための抵抗、 玉と軌道溝の部分にある潤滑剤を乗り越えるための抵抗等を言います。
回転トルクは、転がり玉軸受が回転中に潤滑剤の攪拌、玉と保時器との摩擦、玉と軌道溝との摩擦等で発生する抵抗を言います。 転がり玉軸受のトルクは、発熱、定格回転速度、立ち上がり電流値、定格電流値、電流値変動、回転むら等色々な現象に係わりをもっています。
発熱
転がり玉軸受が回転中に発熱する原因は、チャーニング性の強いグリースを多く封入した場合にみられます。 チャーニングタイプのグリースは、回転中に攪拌されるため攪拌抵抗で発熱します。 対策としては、グリースの充填量を減らす、あるいはチャンネルタイプのグリースに変える等があります。
定格回転に至らない
モータを回しはじめて定格回転に至らないことがあります。原因は、グリース充填量が多すぎる、 あるいはチャーニングタイプのグリースが使われている等が考えられます。
立ち上がり電流値
モータの立ち上がり電流値が大きい原因は、グリース量、チャーニングタイプのグリース等が考えられます。
定格電流値
回転中の電流値が高いのは、グリース量、ちょう度、チャーニング性等が考えられます。
回転むら
回転中にグリースのチャンネルが崩れて、瞬間的に潤滑剤の厚さむらが起き、トルク変動が生じることが原因です。 グリース量を減らす、よりチャンネル性の高いグリースに変えるか、反対にチャーニングタイプのグリースに変えることにより改善できます。
回転速度と回転トルク
一般的に回転数が増加するに従い、回転トルクは大きくなります。
グリース充填量と回転トルク
一般的に充填量が多くなるに従い、回転トルクは大きくなります。
温度とトルク
一般的に温度が低くなるに従い、回転トルクは大きくなります。


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