本文へジャンプ

技術解説

トップページ の中の 技術解説の中の ミニチュア・小径ボールベアリングの中の 軸受の選定の中の 7. 公差と等級

ミニチュア・小径ボールベアリング -7. 公差と等級

転がり玉軸受には等級があり、JISやABMAに等級毎の許容差及び許容値が定められています。
ミネベアではJIS B 1514-1、-3、ABMA 12.2及び20に基づいています。
規格で用いられる主な記号は次の通りです。

許容差と許容値

■寸法
d :呼び内径
D :呼び外径
D1 :呼び外輪フランジ外径
B :呼び内輪幅
C :呼び外輪幅
r :内輪又は外輪の呼び面取り寸法
 
■寸法差
Δds  :実測内径の寸法差
Δdmp :平面内平均内径の寸法差
(Δdm) :平均内径の寸法差
ΔDs  :実測外径の寸法差
ΔDmp :平面内平均外径の寸法差
(ΔDm) :平均外径の寸法差
ΔBs  :実測内輪幅の寸法差
ΔCs  :実測外輪幅の寸法差
ΔD1s :実測外輪フランジ外径の寸法差
ΔC1s :実測外輪フランジ幅の寸法差
 
■面取り
rs :内輪及び外輪の実測面取寸法
rs min rsの最小値
rs max rsの最大値
■寸法不同
VBs :内輪幅不同
VCs :外輪幅不同
VC1s :外輪フランジ幅不同
 
■回転精度
Kia(Ki) :内輪のラジアル振れ
Sia(Si) :内輪のアキシアル振れ
Sd(Sdi) :内径の軸線に対する内輪側面の直角度
Kea(Ke) :外輪のラジアル振れ
Sea(Se) :外輪のアキシアル振れ
SD(SD) :側面に対する外輪外径面の直角度
SD1 :フランジ背面に対する外輪外径面の直角度
Seal :外輪フランジ背面のアキシアル振れ
 
備考 ( ) 内はABMAで使用
ラジアル玉軸受についてのみ記載

JIS B 1514-1 より抜粋

内輪の許容差及び許容値 d ≦ 18mm

単位:μm

等級 寸法差 ラジアル振れ 直角度 アキシアル振れ 幅の寸法差 幅不同
Δdmp Δds Kia Sd Sia ΔBs VBs
最大 最大 最大 最大
0級 0 -8 - - 10 - - 0 - 40※1
-120   
12※1
15※2
20   
6級 0 -7 - - 5※1
6※2
7   
- - 0 - 40※1
-120   
12※1
15※2
20   
5級 0 -5 - - 4 7 7 0 - 40※2
- 80   
5
4級 0 -4 0 -4 2.5 3 3 0 - 40※2
- 80   
2.5
2級 0 -2.5 0 -2.5 1.5 1.5 1.5 0 - 40※2
- 80   
1.5

※1 内径2.5mm以下のものに適用。  ※2 内径10mm以下のものに適用。

外輪の許容差及び許容値 D ≦ 30mm

単位:μm

等級 寸法差 ラジアル振れ 直角度 アキシアル振れ 幅の寸法差 幅不同
ΔDmp ΔDS Kea SD Sea ΔCs VCs
最大 最大 最大 最大
0級 0 -8※1
-9   
- - 15 - - 0 - 40※2
-120   
12※2
15※3
20   
6級 0 -7※1
-8   
- - 8※1
9   
- - 0 - 40※2
-120   
12※2
15※3
20   
5級 0 -5※1
-6   
- - 5※1
6   
8 8 0 - 40※3
- 80※4
5
4級 0 -4※1
-5   
0 -4※1
-5   
3※1
4   
4 4 0 - 40※3
- 80※4
2.5
2級 0 -2.5※1
-4    
0 -2.5※1
-4    
1.5※1
2.5   
1.5 1.5※1
2.5   
0 - 40※3
- 80※4
1.5

※1 外径18mm以下のものに適用。  ※2 内径2.5mm以下のものに適用。
※3 内径10mm以下のものに適用。  ※4 内径18mm以下のものに適用。

外輪フランジ外径の許容差

単位:μm

D1 非位置決めフランジ
(mm) ΔD1s
を超え 以下
10 +220 -36
10 18 +270 -43
18 30 +330 -52

備考 フランジ外径面を位置決めに用いる場合はお問い合わせください。

フランジ幅の許容差及び許容値並びにフランジに関わる回転精度の許容値

単位:μm

D 0級、6級 5級、4級、2級 0級、6級 5級 4級 2級
(mm) ΔC1s VC1s
を超え 以下 最大
2.5※1 30 0
- 40※2
-120   
0 -40※3
-80   
12※2
15※3
20   
5 2.5 1.5

単位:μm

D 5級 4級 2級 5級 4級 2級
(mm) SD1 Sea1
を超え 以下 最大 最大
2.5※1
18   
18
30
8
8
4
4
1.5
1.5
11
11
7
7
3
4

※1 外径2.5mmはこの寸法区分に含まれる。  ※2 内径2.5mm以下のものに適用。
※3 内径10mm以下のものに適用。

ABMA 20 より抜粋

内輪の許容差及び許容値 d ≦ 18mm

単位:μm

等級
ABEC
Δdmp Kia Sia ΔBs VBs
最大 最大 最大
1 0 -8 10 15※1
20   
0
0
- 40※1
-120   
12※1
15※2
20   

※1 内径0.6mm以上、2.5mm以下のものに適用。  ※2 内径10mm以下のものに適用。

外輪の許容差及び許容値 D ≦ 30mm

単位:μm

等級
ABEC
ΔDmp Kea Sea ΔCs VCs
最大 最大 最大
1 0 -8※1
-9   
15 15※2
20※1
25   
0 - 40※3
-120   
12※3
15※4
20   

※1 外径18mm以下のものに適用。  ※2 外径6mm以下のものに適用。
※3 内径2.5mm以下のものに適用。    ※4 内径10mm以下のものに適用。

ABMA 12.2 より抜粋

内輪の許容差及び許容値 d ≦ 18mm

単位:μm

等級
ABEC
Δdmp注1 Δds Ki Sdi Si ΔBs VBs
最大 最大 最大 最大
3P 0 -5.1 +2.5 -7.6 5.1※1
7.6   
- - 0 -127   -
5P 0 -5.1 0 -5.1 3.8    7.6 7.6 0 -25.4 5.1
7P 0 -5.1 0 -5.1 2.5    2.5 2.5 0 -25.4 2.5
9P 0 -2.5 0 -2.5 1.3    1.3 1.3 0 -25.4 1.3

注1:等級 3Pは通常Δdmで規定する。  ※1 内径10mm以下のものに適用。

外輪の許容差及び許容値 D ≦ 30mm

単位:μm

等級
ABEC
ΔDmp注2 ΔDs Ke SD Se ΔCs VCs
開放形 シールド・
シール
最大 最大 最大 最大
3P 0 -7.6   +2.5 -10.2 +5.1 -12.7 10.2 - - 0 -127 -
5P 0 -5.1   0 -5.1 +1 - 6.1 5.1 7.6 7.6    0 -25.4 5.1
7P 0 -5.1   0 -5.1 +1 - 6.1 3.8 3.8 5.1    0 -25.4 2.5
9P 0 -2.5※1
-3.8   
0 -2.5※1
-3.8   
- - 1.3※1
2.5   
1.3 1.3※1
2.5   
0 -25.4 1.3

注2:等級3Pは通常ΔDmで規定する。  ※1 外径18mm以下のものに適用。

JIS B 1514-3 より抜粋

ラジアル玉軸受けの面取り寸法の許容限界値

単位:mm

rs min d rs max
を超え 以下 ラジアル方向 アキシアル方向※1
0.05
0.08
0.1
0.15
0.2
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
0.1
0.16
0.2
0.3
0.5
0.2
0.3
0.4
0.6
0.8
0.3 -
40
40
-
0.6
0.8
1
1
0.6 -
40
40
-
1
1.3
2
2
1 -
50
50
-
1.5
1.9
3
3

※1 幅2mm以下のものにはラジアル方向の値を適用する。

このページの上部へ

トップページ の中の 技術解説の中の ミニチュア・小径ボールベアリングの中の 軸受の選定の中の 7. 公差と等級