ハイブリッド型のステッピングモーターに、独自のセンサー機構で薄型を実現したバッテリーレスのアブソリュートエンコーダを搭載した「Mシリーズ」です。
アナログ時計の時間計測原理を応用した、当社独自の磁気式アブソリュートエンコーダにより、非通電時でもバックアップ電源なしで現在位置の保持が可能です。さらに、非常停止時も原点復帰なしに運転再開ができるため、原点復帰に必要な原点センサーやリミットセンサーも削減しながら、タクトタイムの短縮にも貢献します。
位置検出方式は、アブソリュート出力・インクリメンタル出力から選べ、サイズは□28mm / □42mm / □56.4mmのL寸違いで全9種類をラインアップしています。
特長
薄型×高分解能エンコーダで高精度な位置決めを
当社のバッテリーレス・アブソリュートエンコーダは、磁気センサーを採用することで極限まで薄型化し、□42/56.4mmモデルでは厚さ13.6mmを実現しました。
アブソリュートエンコーダの1回転あたりの分解能は、アブソリュート出力で14bit (約16,000p/r)、インクリメンタル出力で4,000cprを誇り、ステッピングモーターに搭載されたエンコーダとしてはトップクラス。さらに、1回転を超えた回転数(マルチターン数)も正確にカウント・保持できるため、高精度な位置管理が可能です。
非常停止後も原点復帰不要でタクトタイムを短縮
アナログ時計が、秒針・長針・短針で現在の時刻を計る原理を応用し、磁石を搭載した3つの歯車に対して、それぞれの磁石の角度を磁気センサーが認識することで位置を検出します。
この原理により非通電時でも現在位置の保持でき原点復帰が不要となるため、バックアップ電源としてのバッテリーや、原点センサー、リミットセンサーといった外部センサーの削減が可能となり、タクトタイム短縮にも貢献します。
製品一覧
型式 | 外径 [mm] |
ステップ角 下限 [°] |
ステップ角 上限 [°] |
分解能 [CPR] |
記録可能 最大ターン数 |
製品カタログPDF | CADデータ ダウンロード |
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技術情報・導入事例
新着情報
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- 2024.02.28 お知らせ ミネベアミツミのモーターが選ばれる理由ページを公開しました
- 2024.02.08 お知らせ アブソリュートエンコーダ搭載ステッピングモーター 課題解決事例─半導体製造装置編─ を公開しました
- 2023.10.03 お知らせ 高圧DCブラシレスモーターの特設サイトをオープンいたしました
- 2023.06.29 お知らせ 「\もっと知ってほしい/ ミネベアミツミのドローン用モーター」を掲載しました